結核に感染しないようにするには、結核患者に近づかないことが一番です。しかし、結核菌は目で見ることができませんし、空気感染であるため危険です。また、結核に感染したかどうかは、通常、医療機関で検査して診断しないと判明しません。
狭いエレベーターなど密室で換気が十分でない場所に、結核患者と一緒にいることは、結核の感染率が高まりとても危険な状態です。もし、結核に感染している人に近づく場合は、「N95微粒子マスク」を着用しなければなりません。目の粗い普通のマスクは、浮遊している結核菌を防ぐことはできませんが、このN95微粒子マスクなら防ぐことができます。
「N95」とは、感染症の病原体の飛沫核を吸入しないための微粒子用マスクのことです。CDC(米疾病対策センター)が公開している、医療従事者のための結核感染防止のガイドラインでも推奨しているマスクです。この“95”は「空気中に存在する0.3マイクロメートル以上の微粒子を、“95%”以上を抑制することを意味します。また、防水加工も施されているので、汚染された血液や体液の飛沫感染にも予防効果があります。
つまり、95%以上結核菌を防御することが可能な“高性能マスク”ということです。結核患者と接する医療従事者は、このN95微粒子マスクを使用します。また、結核患者の家族が患者の病棟に行く際も、結核に感染してしまう恐れがあるため、このマスクを着用する必要があります。